安全マネジメント(2018年)

輸送の安全に関する基本的な方針

  1. 安全第一

    経営トップは、輸送の安全の確保が事業経営の根幹であることを深く認識し、社内において輸送の安全の確保に主導的な役割を果たすとともに、輸送の安全性向上に努めます。
    また、現場における安全に関する声に真摯に耳を傾けるなど現場の状況を十分に踏まえつつ、社員に対し輸送の安全の確保が最も重要であるという意識を徹底させます。
    又、安全統括責任者からの報告・施策については積極的に取り入れ、会社全体が安全という2文字の一体感となる様に取り組んでまいります。より質の高い安全への追究(ヒューマンエラーの削減)のため経営トップから先頭に立ち、前進してまいります。

  2. コンプライアンスをよく理解し、誠実に行動する

    社長及び役員、社員(社員に準ずる者を含む。以下「社員」という。)の安全に係る行動規範は次の通りです。

    1. 輸送の安全に関する法令及び関連する規定(本規定を含む。以下「法令等」という。)をよく理解するとともにこれを遵守し、忠実に職務を遂行する。
    2. 常に輸送の安全に関する状況を理解するよう努め、最も安全と思われる行動をとるよう努める。
    3. 事故・災害等が発生したときは人命救助を最優先に行動し、速やかに安全適切な処置に努める。
    4. 情報は漏れなく迅速・正確に伝え、透明性を確保する。
    5. 常に安全に対する問題意識を持ち、必要な変革に努める。
    6. 常に健康に対する関心を持ち、日頃の生活習慣には充分な配慮をする様に努める。
  3. 管理体制の好循環

    安全マネージメントを全社員が理解し、一丸となって実施し、PDCAサイクルの徹底により継続的に見直して改善に努めます。

  4. 健康管理

    社員一人一人の健康が安全の確保につながるという意識を徹底させ、健康診断・無呼吸症候群・脳ドッグの診断等を確実に行ない、その結果をふまえてトップ自ら個々の社員と話し合い、医師のアドバイスを受けながら健康管理を行ないます。
    まさしく健康に関してのPDCAサイクルを目指します。

  5. 根絶

    違法薬物の使用や運行前の飲酒については、徹底的に根絶し、社員が入り込まないように、社内でも教育を強化して行っていきます。

  6. 環境

    地球温暖化により世界基準レベルの新型車両の導入並びに日頃の行動生活においても分別・省エネを考えた行動を率先して行います。

ラビット急行株式会社
代表取締役社長 松永 新一

輸送の安全に関する目標(平成30年度)

  1. 車外人身有責事故件数・0件
  2. 有責事故総件数・15件以内
  3. お客様クレームを年間・5件以下
  4. 車両年間燃費・3.8L/Km/li>

輸送の安全に関する組織体制及び指揮命令系統

平成30年4月1日より、安全統括責任者は 営業部長 鈴木克明 です。
又、平成30年4月1日より補佐役として 山下克巳・野中具文・粟倉浩生・松山尚嗣・佐次本奈津子を選任しました。社内掲示板、インターネット上にも掲載し、社内外に徹底した体制づくりをしてまいります。
又、お客様並びに外部からのクレームには真摯に対処し、事故防止委員会にて事情聴取、対策等の防止方法を敏速に発信します。そして、社内監査等のチェック体制も充実していきたいと考えております。
又、安全統括室は、経営トップの直轄とし、指示や命令が敏速かつ有効に進められるようにしてまいります。

輸送の安全に関する重点施策

  1. 輸送の安全の確保が最も重要であるという意識を徹底し、関係法令に定められた事項を守り事故撲滅に努めます。
  2. 輸送の安全に関する費用支出及び投資を積極的かつ効率的に行うよう努めます。
  3. 輸送の安全に関する必要な是正措置又は予防措置を講じ、現場からのボトムアップで進めてまいります。
  4. 輸送の安全に関する情報の連絡体制を確立し、社内において必要な情報を伝達、共有し、更なる意識の向上に努めます。
  5. 輸送の安全に関する教育及び研修に関する具体的な計画を策定し、これを的確に実施します。
  6. 乗務員の行動規範の遵守
    • ①ひとりひとりが会社の顔との自覚を持ち、日々の仕事をやり遂げます。
    • ②相互理解のもと相手を思いやり、よりよい協力体制を作ります。

輸送の安全に関する計画(平成30年度)

  1. 全社員は年間6回以上の研修機会を持ち、法令の改正点、飲酒運転防止講習を行う。また、適宜ドライバーの個別面談指導を実施し、個々の社員の健康状態や生活面の課題等を把握した上できめ細かい安全指導を行います。
  2. 飲酒運転防止のため、より確実な本人確認のもとで対面でのアルコールチェックを行います。
    なお、貸切乗務での宿泊先など、車庫で点呼を行うことができない場合にはスマートフォンを利用した画像撮影機能付きアルコールチェッカーの使用頻度を100%とし、その映像、結果についてはパソコン内にデータ保存します。
  3. 自動車事故対策機構を活用し、3年に1回適性診断を受診、初任診断、適齢診断も随時受診させています。
    また、運行管理並びに整備管理の補助者についても運行管理者並びに整備管理者の選任を受けている者と同様の2年毎の一般講習を受講させます。
  4. 安全統括室と運行管理者との情報を共有するための会議を行う。
  5. 運行管理者会議を開催し、ドライバーへのヒヤリハット事例の報告、法令の改正点などの講習などを行い運行管理者及び補助者としてのスキルアップを図ります。(日常業務)
  6. 健康診断を年2回受診させ、その結果をふまえて乗務員の健康管理について会社として産業医と連携して積極的に取り組みます。尚、36歳以上には5年に1回の頻度で1日ドッグと脳ドッグを行います。
  7. 危機管理上必要なAED、脱出時の訓練・救急救命訓練を行います。
  8. 燃費についての表彰制度を確立して、更なるステップアップしたエコドライブを目指します。
  9. 全車両に1台当たり5カ所以上のカメラを装備したドライブレコーダーを装着します。(事故原因やヒヤリハットの発見、危険予知トレーニング等に使用)
  10. デジタコとドライブレコーダーを使用し、乗務員の監視・管理体制を確立し、その為の要員も確保や研修を行います。
  11. 災害時の訓練・教育を行います。(バスジャック訓練も含みます)緊急時の連絡網&ASV装置の操作・理解並びにIP無線等の活用講座を開きます。
  12. 全乗務員との個別面談を経営トップが直接行い、ヒヤリングすることで労使間の溝を埋めるよう努力します。
  13. 引き続きエコドライブ講習は行っていきます。
  14. 計画、施策の進捗状況の把握のため、振り返り会議を年1回以上は行います。

輸送の安全に関する予算額(平成30年度)

研修会参加費用
\600,000
健康診断費用(1日ドックを含む)
\2,000,000
新型車両の導入
\266,000,000
ドライバー教育の為の教材
\200,000
アルコールチェッカーメンテナンス費用
\200,000
ストレスチェック・健康講習等
\500,000
無事故コンクール・低燃費コンテスト
\500,000
冬季タイヤ購入
\4,350,000
救急救命講習費
\80,000
運転技術向上訓練費
\200,000
運行管理者・整備管理者の教育
\100,000
合計
\274,730,000

事故、災害等に関する報告連絡体制(平成30年度)

安全管理規定に定める通りです。又、乗務員休憩室にも掲示されています。

輸送の安全に関する教育及び研修の計画(平成30年度)

指導指針内容
4月事業用自動車の運行の安全及び旅客の安全を確保するために遵守すべき基本的事項・運転に際しての注意事項
・道路の下調べについて
乗車中の旅客の安全を確保するために留意すべき事項
旅客が乗降する時の安全を確保するために留意すべき事項
非常用信号用具、非常口、消火器の取り扱い
・救急救命トレーニング(AEDの使用方法)
・緊急脱出訓練、発煙筒・三角表示板の取り扱い
・IP無線の使い方講習
交通事故に関わる運転者の生理的及び心理的要因及びこれらへの対処方法
・外部講師による健康講話
5月事業用自動車を運転する場合の心構え
事業用自動車の構造上の特性
乗車中の旅客の安全を確保するために留意すべき事項
旅客が乗降する時の安全を確保するために留意すべき事項
主として運行する路線若しくは経路又は営業区域における道路及び交通の状況
・高速道の走り方、SA・PAでの駐車の仕方(新人)
・山間部走行研修 蓬莱、水窪
・事故惹起者研修
事業用自動車を運転する場合の心構え
ドライブレコーダーの記録を活用したヒヤリ・ハット体験等の自社内での共有
・事故報告(ドラレコ映像視聴)
・平成30年度安全マネジメントの解説
・平成29年度の目標達成状況
健康管理の重要性
・外部講師による健康講話
6月事業用自動車を運転する場合の心構え
事業用自動車の構造上の特性
乗車中の旅客の安全を確保するために留意すべき事項
旅客が乗降する時の安全を確保するために留意すべき事項
主として運行する路線若しくは経路又は営業区域における道路及び交通の状況
安全性の向上を図るための装置を備える貸切バスの適切な運転方法
・山間部走行研修 山梨
・お薬師研修(新人)
?・安全会議
健康管理の重要性
・外部講師による健康講話
7月危険の予測及び回避
主として運行する路線若しくは経路又は営業区域における道路及び交通の状況
ドライブレコーダーの記録を活用したヒヤリ・ハット体験等の自社内での共有
・車両火災の対応訓練
・事故、故障時の乗務員の対応について
・異常気象時における対処方法
・ヒヤリハット報告(ドラレコ映像視聴)
運転者の運転適性に応じた安全運転・適性診断結果による指導
事業用自動車を運転する場合の心構え
主として運行する路線若しくは経路又は営業区域における道路及び交通の状況
・高速、市街地、山間部研修 伊勢
健康管理の重要性
・外部講師による健康講話
健康管理の重要性・ストレスチェックの実施
健康管理の重要性・健康診断の実施
8月主として運行する路線若しくは経路又は営業区域における道路及び交通の状況
安全性の向上を図るための装置を備える貸切バスの適切な運転方法
・乗務研修 北陸、長野(年次三年以内 位)
健康管理の重要性・ストレスチェック、健診の結果による面談の実施
健康管理の重要性・外部講師による健康講話
9月事業用自動車の構造上の特性
安全性の向上を図るための装置を備えた貸切バスの適切な運転方法
・エコドライブ研修
・始業点検と点検時の重点箇所について
主として運行する路線若しくは経路又は営業区域における道路及び交通の状況・薬師のコース研修
健康管理の重要性
・外部講師による健康講話
10月主として運行する路線若しくは経路又は営業区域における道路及び交通の状況
・梯団走行訓練 高速・山間部
事業用自動車の運行の安全及び旅客の安全を確保するために遵守すべき基本的事項
ドライブレコーダーの記録を活用したヒヤリハット体験等の自社内での共有
・ヒヤリハット報告(ドラレコ映像視聴)
・改善基準告示の解説
11月事業用自動車を運転する場合の心構え
事業用自動車の運行の安全及び旅客の安全を確保するために遵守すべき基本的事項
・決算、事業計画について
・決算、事業計画について東京海上日動による安全マネジメント取組状況評価の結果について
12月事業用自動車の運行の安全及び旅客の安全を確保するために遵守すべき基本的事項
ドライブレコーダーの記録を活用したヒヤリ・ハット体験等の自社内での共有
・改善基準告示について
・秋の反省と年末年始の渋滞予測と対処法
・危険な道路や地区についての情報公開
・ヒヤリハット報告(ドラレコ映像視聴)
?・社長による社内巡回
?・安全統括室より目標達成状況の中間報告
健康管理の重要性
・外部講師による健康講話
1月?・首席会議
事業用自動車の運行の安全及び旅客の安全を確保するために遵守すべき基本的事項・運行管理補助者への運行管理講習
?・事故防止委員会
主として運行する路線若しくは経路又は営業区域における道路及び交通の状況
危険の予測及び回避
・雪道研修 御嶽
・異常気象時における対処方法
2月事業用自動車の運行の安全及び旅客の安全を確保するために遵守すべき基本的事項
主として運行する路線若しくは経路又は営業区域における道路道路及び交通の状況
・法令遵守した市街地走行研修
ドライブレコーダーの記録を活用したヒヤリハット体験等の自社内での共有・ヒヤリハット報告(ドラレコ映像視聴)
?・バス運転者と社長との個別面談
健康管理の重要性・特定業務者健診の実施
3月?・内部監査
?・マネジメントレビュー会議
毎月危険の予測及び回避・交通安全テスト、危険予知訓練
ドライブレコーダーの記録を利用した運転者の運転特性に応じた安全運転・ヒヤリハット個人面談

輸送の安全に関する組織体制及び指揮命令系統

総括発表

平成30年4月1日~平成31年3月31日までの結果については100日以内に社内掲示並びにホームページ上で公表するものとする。
尚、内部監査は、3月に行い、その結果については、事故防止委員会と安全統括室で対応し、原因対策について検討した後、社内に徹底するものとする。

過去の運輸安全マネジメント(PDF)

 

事故に関する統計

自動車事故報告規則第2条に規定する事故に関する統計(平成29年度)
・0件 重大事故等の発生はありません。

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